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スピーカー1
趣味:3Dプリント スピーカー 1
3Dプリントで作る螺旋型スピーカー【自作オーディオ】
これは、私が初めて3Dプリンターで作った作品です。
「Thingiverse」を眺めていたとき、螺旋形のスピーカーを見つけて、思わず「凄い!」と声が出ました。
音よりも、まず“形”に心を奪われたのが出発点です。
当時の私は、
「データを投入すれば、魔法のように形が現れるものだ」
と本気で思い込んでいました。
今振り返ると、何も知らない初心者の無鉄砲さこそが、この挑戦を支えていたのだと感じます。
あれから、もう六年が経ちました。
設計と造形の苦労―Shade3Dの罠
アンモナイトのフォルムは「Shade3D」でモデリングしました。
しかし、いざプリント用のSTL形式に変換すると、中身のない“薄い皮膜”のようなデータになってしまい、プリント可能な厚みを持たせるのに大変苦労した記憶があります。
思いついてしまえば簡単なことなのですが、当時の私はその“簡単さ”に辿り着くまでにずいぶん遠回りをしました。
台座の波状デザインは「Thingiverse」からお借りしたデータを、自分の造形に馴染むようにカスタマイズして使用しています。
スピーカーユニットは、ダイソーの300円USBミニスピーカーを解体して取り出したものを使いました。
当時はこのスピーカーを改造して遊ぶのがちょっとしたブームで、YouTubeにも多くの動画が上がっており、私もその流れに背中を押された一人でした。
既存データを取り込みつつ、自分の設計に合わせて調整していく作業は、当時の私にとっては新鮮で、どこか手探りの楽しさがありました。


こだわりの仕上げ
プリント後は、積層痕を生かすよう表面を整えました。
ABS特有のざらつきがむしろ程よい感じで”化石感”の演出になりました。
仕上げの塗装は、螺旋の陰影が美しく出るように筆で水性塗料「カンペハピオ ヌーロ」を塗装していきました。
最初に思い描いた“アンモナイトらしさ”が、ようやく現実の形として立ち上がった瞬間は、今でも忘れられません。
音 質
肝心の音質ですが、ユニット自体の限界はあるものの、元のプラスチックケースとは比べものにならないほど、響きに厚みが生まれました。
パソコン用スピーカーの域は出ませんが、螺旋内部で反射した音がほんの少しだけ広がりを与えてくれる、その変化が嬉しかったのを覚えています。
この一作は、3Dプリンターの可能性と、初心者が乗り越えるべきハードルの高さを同時に教えてくれました。
私にとって、今でも非常に貴重な経験となった作品です。
「残念ながら、PCの故障により当時のモデリングデータはすべて失われてしまいました。しかし、この作品で得た『STL変換のコツ』や『造形の難しさ』の経験は、今の私の血肉となっています。ここに掲載したのは、記憶を頼りに再現した三面図です。
シェード3Dで作成するとA図の様なアンモナイトの”皮”ができます。さらにシェード3Dで加工して殻状にします。 B図が断面図です。(実際に作成した時のファイルはPCの故障と共に消えました。)


初めの頃はプリンターの水平を出すのも一苦労、定着もしない、中々大変でした。
2026年4月1日
未完謹呈